深刻な人材不足が叫ばれている看護師ですが、何が原因なのでしょうか。この理由を昔は3K、汚い、危険、きつい、と言われていたそうです。また、驚くことにこの3Kで退職してしまうケースが少なくないことを看護学校で教えられるそうです。
そして、現在ではそこからさらに6個のKが追加されたそうです。それは、休暇が取れない、薬が手放せない、給料が安い、婚期を逃す、規則が厳しい、化粧のりが悪いだそうです。そのうちのほとんどが、人材不足が生み出した離職理由に他ならないと感じました。休暇が取れないのは人手が足りていないからです。婚期を逃す、これも休みが取れずプライベートな時間が十分に取れないからです。こういった理由から離職してしまう看護師さんを確保するために、病院側でもいろいろと画策しているようです。すべての病院で行われているわけではないと思いますが、何かしら策を講じている病院では離職率が非常に低いそうです。
女性が結婚して出産すると、今までのように変わらず仕事に復職される看護師さんもたくさんいると思います。しかし、子供が中心的存在で、仕事も子供が学校に行っている間や夕方までの勤務に切り替える人もいます。そういった看護師さんを迎え入れてくれる病院があるようです。しかも、パートやアルバイトといった形態ではなく正職員としてだそうです。そいった策を講じている病院は離職率が非常に少ないのだそうです。家庭環境が変わってしまったり、余りにも過酷な労働条件の下での仕事ならためたくなるのも無理はないと思います。しかし、汚い、危険、については看護師を目指さない人でもわかりきっていることです。ここをクリアできないのなら看護師に向いているとは思えません。